2021/05/25
捻挫をした時の対処法
捻挫とは?
不自然な形でひねったりした時に関節を支えている腱・軟骨または靭帯(じんたい)が傷つき、内出血を起こしてその部分が腫れててくる事を言います。
このような状態を炎症といい、内部の傷からの刺激によって発痛物質が分泌(ぶんぴつ)され、痛みを感じるという構造になっています。
捻挫=足首や指などに多く見られ、突き指も捻挫の一種です。
下のように症状の重さがわけられますが、靭帯が不自然に引っ張られて起こる際、骨の一部を引きはがしたり、圧迫したりして骨折している場合もあります。
剥離骨折 圧迫骨折 軟骨の凹み
軽度 靭帯が一時的に伸びている状態
中度 靭帯の一部が切れている状態
重度 靭帯断裂 靭帯が完全に切れている
関節が正常でない状態が続く
捻挫した時は
基本的には医療機関へ診察をお勧めします。
歩けている場合のほとんどはシップとテーピングなどの自分でできる処置をされることが多いため、行く必要性に疑問を覚えることもありますが、別の原因などの可能性もあり、何より症状に合わせた正しい処置により、安心感から早い治療が見込まれるためです。
受診した方が良いケース
- 腫れが強く、歩けない状態
- 関節が正常でなくグラグラする状態
- 10日以上経っても治らない場合
応急処置・自己処置方法
急性期(直後から3日程度)
炎症を起こし内出血している時期です。
このときは冷やして圧迫する事で内出血を抑えます。
冷感シップを貼ってテーピングで圧迫して、患部を心臓より高い位置に置く事で効果が期待できます。
ただし、次にいう慢性期との境目の見分けが難しく、全く別の対処がひつようになります。
また、圧迫のしすぎは圧迫骨折を招くため、数時間に一度は緩めましょう。
腫れが治まった頃が慢性期への転換期です。
慢性期(4日後から7日程度)
炎症がある程度収まり、内出血を筋肉に吸収し始める時期です。
今度は逆に温める処置が必要になります。
入浴や足湯、温感シップなどで患部を温め、内出血の吸収を促します。
この時腫れや痛みは治っています。
捻挫をしたときは
まず安静が第一です。
無理して歩くとさらに傷をつけます。
腫れたら冷やして内出血を抑え、炎症が治ったら温めて内出血を吸収させます。
運動や仕事などの前には準備運動を行い、ねんざを予防することが一番です。
ねんざをしないぞ!って気持ちがあるだけで確率はグッと下がります。
くれぐれも炎症がひどい時は病院で受診してくださいね。

( ´・ω・ `)捻挫したことに気づかないでずっと痛くて慢性期(だと思う)に冷やしたらめちゃくちゃ腫れて歩けない時に調べて書きました。
( ´・ω・ `)自分の身体に興味を持ち、正しい処置をして骨折など次のステージにならないようにしましょう。現在進行形で受診するレベルに痛いです。